エイントリー競馬場とは?グランドナショナルの特徴・名物障害・アクセス

公開日:2022年5月7日 更新日:2026年7月23日 執筆者:ハマリ タカヤシ

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競馬場のイメージ

エイントリー競馬場(Aintree)は、イギリス・リヴァプール近郊にある競馬場で、世界でもっとも有名な障害レース「グランドナショナル」の開催地として知られています。巨大な障害を大人数の馬群が飛び越えていく光景は他のレースにはない迫力があり、毎年イギリス国内はもちろん世界中から注目を集めます。

この記事では、エイントリー競馬場と看板レースであるグランドナショナルの特徴、名物障害、開催時期、アクセス、そして馬券を楽しむうえでのポイントまでを分かりやすく解説します。

エイントリー競馬場の基本情報

所在地 イギリス・リヴァプール近郊エイントリー(Ormskirk Rd, Liverpool L9 5AS)
開設 1829年
コース 左回りの芝・障害コース
看板レース グランドナショナル(毎年4月)
運営 ジョッキークラブ(The Jockey Club)
最寄り駅 エイントリー駅(競馬場の目の前)

エイントリーには2つの障害コースがあり、名物障害が並ぶ「ナショナルコース」と、標準的な障害が置かれた「ミルドメイコース」に分かれています。グランドナショナルをはじめとする名物レースは、大きく特徴的な障害を備えたナショナルコースで行われます。

世界一有名な障害レース「グランドナショナル」

エイントリー競馬場の大きな障害を飛越する競走馬巨大な障害を飛び越えるグランドナショナル。完走すること自体が難しい過酷なレース

グランドナショナルは1839年に初めて行われた、200年近い歴史を持つ障害競走です。毎年4月に開催され、その特徴は次のとおりです。

初開催 1839年
開催時期 毎年4月
距離 約6,900m(約4マイル2ハロン半)
障害数 2周でおよそ30の障害を飛越
出走頭数 最大34頭(2024年に40頭から削減)

約6.9キロという長い距離を、大きな障害を越えながら走り切る過酷さから、完走できる馬は毎年ごく一部にとどまります。多くの馬が一斉に障害へ向かう独特のレース展開もあり、実力上位馬が必ずしも勝つとは限らない「何が起こるか分からない」レースとして人気です。安全面への配慮から、近年は出走頭数の上限が40頭から34頭へ引き下げられるなど、たびたびコースやルールの見直しも行われています。

グランドナショナルの名物障害

ナショナルコースには、それぞれに名前が付いた個性的な障害が並びます。代表的なものは次のとおりです。

  • ベッチャーズブルック(Becher’s Brook):着地側が踏み切り側より低くなっている難関障害で、グランドナショナルを象徴する存在。
  • カナルターン(Canal Turn):飛越直後にほぼ直角に左へ曲がる必要があり、進路取りが問われる障害。
  • ザ・チェア(The Chair):コース中で最も高く幅の広い障害のひとつで、観客席前の見せ場。

伝説の名馬レッドラム

グランドナショナルを語るうえで欠かせないのが、1970年代に活躍したレッドラム(Red Rum)です。1973年・1974年・1977年と、この過酷なレースを史上初の3度制覇し、いまなおエイントリーの英雄として愛されています。競馬場内にはレッドラムにちなんだエリアも設けられています。

グランドナショナル・フェスティバル(3日間開催)

グランドナショナルは、単発のレースではなく3日間の「グランドナショナル・フェスティバル」の最終日を飾るメインイベントです。フェスティバル期間中はナショナルコースを使う名物レース(トッパムチェイスやフォックスハンターズチェイスなど)も組まれ、会場はお祭りムードに包まれます。ファッションを競う催しなども行われ、競馬ファン以外にも人気のイベントになっています。

スタンドと芝コースが広がるイギリスの競馬場の全景春のエイントリー。フェスティバル期間は世界中から観客が集まる

エイントリー競馬場へのアクセス

競馬場はリヴァプール市街から近く、公共交通機関でアクセスしやすいのも特徴です。

手段 ポイント
電車 「エイントリー駅」が競馬場の目の前。リヴァプール中心部から乗り換えなしで行けます。
飛行機 最寄りはリヴァプール・ジョン・レノン空港(車で約20分)。
入口はOrmskirk Road(A59)沿い。カーナビには郵便番号「L9 5AS」を入力。

グランドナショナルの馬券のヒント

グランドナショナルはハンデ戦かつ多頭数で、しかも完走が難しいレースです。この特性を踏まえると、馬券を楽しむうえで次の点が参考になります。

  • 人気薄の激走が多い:本命サイド決着になりにくく、大穴が飛び込むことも珍しくありません。
  • 「各馬均等」的な買い方が向く:1頭に賭け切るより、複数頭に広げたり、上位入着を狙う買い方のほうがレースの荒れやすさに合っています。
  • ナショナルコースの実績を重視:独特の障害をこなせるかどうかが鍵で、過去にこのコースを走った経験は大きな手がかりになります。

よくある質問(FAQ)

グランドナショナルはいつ開催される?

毎年4月に、3日間のグランドナショナル・フェスティバルの最終日に行われます。具体的な日程は年によって異なるため、開催が近づいたら公式情報で確認しましょう。

なぜ「難しいレース」と言われるの?

約6.9キロという長距離に加え、大きく個性的な障害が30も置かれているためです。多くの馬が落馬や競走中止となり、完走できる馬が限られることから、世界屈指の過酷なレースとされています。

エイントリーは障害専用の競馬場?

グランドナショナルの印象が強いですが、エイントリーでは障害レースを中心に年間を通じてさまざまなレースが開催されています。

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